How to start the last love .3

2018.09.13 (Thu)


C


最近のヒョンはおかしい。

横にいるのに、
すごく遠くに感じる。

体を重ねるどころか、
キスも…
触れてさえくれない。

僕の心は、どんどん焦ってくのに。

今だって。

視界に嫌でも入って来る、
ヒョンと女性。

笑顔で話して、
知り合いなのかすごく親しそうに見える。

僕には最近、
笑いかけてもくれない。
だから、彼女に向けられるその表情に…

すごくすごく嫉妬する。

「チャンミン、どうしたの?酔った?」

ジュン先輩が心配そうに声をかけてくれた。
僕らが練習生の頃には、
ずっと先を歩いてた先輩達。

だから、こうやって。
全然敵わないけど、同じ場所に立って入られる事に正直嬉しさを覚える。

先輩はすごく面倒見もいいし、
僕の素直じゃない所も分かってくれてる。
だから、グループのメンバーからも信頼されてるんだ。

「あ、いえ…。
僕はこれくらいじゃ酔いませんよ。」

笑い返すと、
ふと表情が真剣になって。
じっと僕を見つめたまま。

「先輩?」

「ん?ああ、何でもない。
あ、チャンミンこの後何かある?」

「…いえ。」

「じゃぁさ、この前の約束。
今日、叶えてもらってもいい?」

夜に時間が同じように空いたら、
一緒に過ごそう。
そう約束してた。

でも、何か今日は…
ユノヒョンの傍にいたい。

いつも以上に、そう思う。

彼女と二人でいるのを見たからかも知れない。

「あ、今日はちょっと…。」

「えー、チャンミンいいじゃん?
他のメンバーも来るしさ?
俺、チャンミンと飲みたいんだよ?」

そんな風に甘えるように言われたら。
しかも、先輩に。

嫌と言えるはずがない。

ヒョンに何て言おう。

パーティが終わるまで結局、
僕達は離れたままだった。
一緒にいたのは、最初のほんの少しだけ。

僕はヒョンが不足しすぎて、
どうしようもない。
ヒョンは?
平気なんですか?

地下の駐車場へ二人で歩く。
マネージャーが先に行ってエンジンをかけてるから、
そこまでの短い距離は。
二人でいられる。

せっかく横にいても。
一言も話そうとしないヒョン。

さっきは彼女とあんなに楽しそうに。
…話してたくせに。

苛立ちと嫉妬とが入り混じって。
泣きたくなった。

あと少しで駐車場の入り口のドア、
って所で。
勇気を出してヒョンに声をかけた。

ヒョンの声を聞きたい。

「…あの、ヒョン。」

僕の声に、少し先を歩いてたヒョンが立ち止まる。
だけど返事はない。

どうしても触れたくて。

ヒョンの袖を軽くつまんで揺すった。

こんなの僕じゃない、
そう言い聞かせてみても。

こんな状況はどうしても耐えられなくて。
どうしてこんな風になるのか…
理由も聞きたかった。

僕に悪い所があったのなら。
謝って直したいと思ったから。

「ねぇ、ヒョン。」

もう一度引っ張ると、
静かに振り返り…

やっとやっと合った視線。

たった数時間の事なのに。
その瞳に映るのが僕じゃなかった事に、
すごい嫌悪感でいっぱいだった。

「僕、…何かしましたか?」

「……。」

「返事、してください。」

「帰り、遅くなるから。」

やっと聞けた言葉は。
それに対しての返事でも何でもなくて。

義務みたいに用件を伝えられただけ。

それが突き放されたみたいで、
手足から冷えてく感じがする。

「ユノヒョン?」

呼んでもいつもみたいに、
「ん?」って優しく切り返してもくれない。

「…ヒョン?」

「途中で降ろしてもらうから。」

どうしたら、
いいんだろう。

僕の頭の中で色々考えてみても、
こうなった理由なんて分からなくて。

ただ。
あの一緒にいた女性の事だけが浮かんで。

そう思ったら思わず口をついて出た。

「あの人と会うんですか?
…さっきの?
ヒョン、…彼女になら笑うんですね。」

「……。」

「僕には触れてもくれず、…笑ってもくれない。
僕が何したって言うんですかっ?
僕より彼女がいいって、…事ですか?」

こんな事言いたい訳じゃない。

僕と心を繋いでから、
一度も女性の影を見た事がなかった。
だから、そういうんじゃないって分かってるのに。

でも、
だから。

余計にこの状況が不安で堪らない。

さよならって言われたら。
仕事だけの関係って言われたら。
「女性」がいいって言われたら。

どうしたらいいんだろう。

やっぱり返事はもらえず、
足早に先に車に乗り込んだヒョンの背中を。

ただ見つめるしかない。

もう、終わりなんですか?

僕達…。








あぁ~何かこっちのホミンはうだうだしてても幸せそう(涙



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