a-nation 2018

2018.08.27 (Mon)
今日は日本で開催される、僕達が日本で所属している事務所のアーティストだけのライブの日。

2人揃って出演したのは2014年が最後だったから、今回揃ってこれに出演出来る事は凄く嬉しい───


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「BoA、デビュー18周年おめでとう。」
「わー、マジ?めっちゃ嬉しい。ありがとう私のユンドラ!」
「わっ、あぶねぇって!ケーキ、ケーキ!潰れる!」

韓国事務所の先輩であるBoAも出演が決まっていて、前もってもちろん聞いていたけど。
行き来が一緒な訳でもなく実際にはまだ会えていなかったので、挨拶がてら2人でBoAの楽屋に顔を出した。
…と言う軽い感じで顔を出しつつ、実はBoAのデビュー18周年を祝ってあげようと昨晩ユノと話してたから。

事前にハルさんにお願いしてた特注のケーキを持って部屋に入った瞬間、それを見たBoAがユノに飛び付いて来た。
同じ歳で仲がいい。
男女を飛び越えて、辛い時期も一緒に戦ってきた同志みたいで。
2人に関しては全くと言っていいほど、嫉妬とか湧かないから不思議だ。
もちろん、僕のことも他の後輩同様に可愛がってくれる。

「チャンミンと2人で考えたんだ。」
「本当に?ありがとね、チャンミナ。」

小さい身体で僕を一生懸命抱きしめてくれる。
僕も応えるようにそっと抱きしめ返した。

この人がいなかったら、僕らや後輩が日本で活躍することかなかったかもしれないから。
違う国での活動はきっと、辛かった事も多かったに違いない。
でも、泣き言を言わず必死に走り続けた結果が今にある。

僕らの行く道を拓いてくれた人だ───

「驚きましたか?」
「もちろん!しかも、まさか日本で言って貰えるなんて思ってもみなかった!」
「18周年おめでとうございます。…いつも僕らの前を走ってくれて感謝してます。」
「ちょ、ヤダー!チャンミナが私を泣かせにかかってる。ユンドラ助けて!」

僕らのやり取りを見ながら、ユノはいつもみたいに明るく笑って。
BoAを抱きしめた僕のまま、抱きついて来た。

「うぉ?ちょ、…苦し」
「本当におめでとう。これからも頑張ってこうな。」

それはBoAに囁かれた言葉なのに、僕にも確かに響いた。
こうやって1年、1年…大切に確実に過ごして行こう。
そんな風に───


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その抱擁をしたのが、つい10分くらい前の話で。

そして、何故か。


さっきからやたらと視線を感じる───


ハルさんに頼んで持って来たのはBoA好みの大人味のビターなチョコレートケーキ。
ユノは、女の人だからって理由で可愛い苺が乗ったのをやたらと推して来たけど。
それはユノが恐らく食べたいんだろと言うのと、BoA好みじゃないだろうと言う僕の予想から却下された。
結果、それが大当たりだったらしい。
有名なお店のだけど見た目はそんなに派手なケーキじゃないのに、BoAは喜んでくれて。
しかもお酒にも合いそうな口当たりで、やたら僕好みで。
出番前なのについつい食べてしまう。

あ、また視線───

その視線の送り主に思わず目を向けると、少しだけ驚いたようにニッコリ微笑んでくれる。

「…僕の顔に何か付いてますか?姉さん。」
「んー?」
「だって、さっきから視線を感じます…」
「だってさあ?」
「はい?」

少し離れてたところに座っていたのに、急に僕の横に座ったかと思うと。
いきなり頬をBoAの両手で掴まれた。

「っ、ちょ…なにするんですか…」
「だって、さあ?」
「だから、なに───」









「何か雰囲気がピンク。」









「……っ、はあ?!」
「あ、やっぱり?」

思わず出た僕の声と、ユノの落ち着いた声はほぼ同時だった───

「…何言ってるんですか!…ピンクとか。それに、ユノ。…貴方も″やっぱり″ってなに。」

冷静に反撃するも、男女を越えた強い絆の同志の2人に効き目がある訳でもなく。

「何か、雰囲気違うよ?チャンミナ。なーんか甘い、優しい感じ。ユノに愛されてんだねぇ。」
「俺も違うなって思ったんだよな。」
「アンタが変えた張本人でしょうが!」
「あ?俺?…まぁ、まぁ…あはは。」

僕からの抗議はなかったものにされた。

どうリアクション取ればいいのか。

大体、自分の雰囲気の色とか分かる訳もないし。
強いて言うなら、髪の毛の色が変わったくらい。
しかも、ピンクって…
確かに今日の衣装はピンクだけど。

「リア充でごちそうさま、チャンミナ?」
「リア充って…」
「だって、そうでしょ?誰かに思われてるって、本当に幸せなんだな〜って。自分では分からなくても、周りには伝わっちゃうから。アンタ達がうまく行ってて、私も嬉しい。」
「姉さん…」

ユノを見ると、そんなBoAを見ながら当然恥ずかしがる訳でもなく謙遜するでもなく。
″当たり前だろ″の勢いで何事もなかったように、またケーキを食べ始めるから。

「ユノ!ライブ前だから、食べすぎたらダメです。」

僕は恥ずかしさを誤魔化すように、わざとユノを注意した───


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「ピンクって…」
「それくらい色気あるって事じゃねぇ?」
「違うと思いますけど。」

自分達の楽屋に戻って来て、本番用の衣装に着替える。

姿見に映る自分───

「ピンク色の雰囲気持った人がピンクの衣装って。」
「ユノ、全然面白くない。」

髪の色と同時にヘアスタイルも変えた。
ツーブロックを入れたからか、前髪が長めに動く。
これが少し女性っぽいのかな、と思って前髪をかきあげてみた。

「───それ、辞めろ。」
「はい?」

若干低くなった声音に鏡からユノに視線を移すと。
いくらか不機嫌なオーラが出てる。
この僅かな時間で何がそうさせた───
ユノの温度が下がる瞬間が読めない時が時々あるけど、今がそうだ。

「BoAじゃねぇけど、そのピンク色どうにかしたら?」
「意味が分からないんですけど。」
「だーかーらー。髪かきあげる仕草とかピンクいのが余計振りまかれるだろ!」
「あのですね。…僕にはそんな色なんて全く見えないです、今着てる衣装以外は。だから、振りまかれようが何しようが関係ない。」

BoAが言ってた事を真に受けたのか、ユノらしいとは思うけど。
時々意味もなく不機嫌になられて困るのは僕の方だ。

「じゃあ、隠せよ。」
「何を?」
「そのオーラ。」
「ピンクの?」
「ああ。」

ああ、もう。
面倒くさいな、本番前に───
ピンクとか、なんなんだ。

「無理でしょ。」
「あ?何で!」

分かんないのかよ。

「分からないんですか?」
「おう。」

決まってるじゃないか。

僕からどんな色が漏れてるかなんて自分では分からないけど。

「本当に?ユノ?」
「分かんねぇ。」

これだけは、分かる。








「貴方の傍にいるからでしょ!」








ユノの傍にいて。
変わるものがないほど愛される。

それしかないだろ、理由なんて────








「だから、僕からそのピンク色?をなくしたきゃ、ユノから離れればいいだけの話です。」
「───却下に決まってんだろ。」







いよいよ不機嫌になったユノに腕を引き寄せられて、抱きしめられる。

どんなに緊張してても、この温度があればいつだって大丈夫だと思える───







「じゃあ、言うな。」






それには答えないユノが。
「うー…」とか「クソー…」とかブツブツ言いながら、僕の肩口にその小さい顔を擦り付けて来るから。

このデカい人が堪らなく可愛く思えて。

すぐ傍にある形のいい耳に嵌ったままの、銀色のピアスに小さく口付けた───










本番では無意識に髪をかきあげまくってたらしく。
機嫌を悪くしたと見せかけたユノからのお仕置きで、その夜は散々啼かされたと言うオチ。





END







いや、単純に。
BoA姉さん、デビュー18周年おめでとう!ってことと。
チャンミンの色気がパネェすぎたので。
それを書きたかっただけ(*`艸´)
すみません(笑)


コメント
ホンットに!!幸せオーラ振り撒き過ぎでしたよね一昨日のチャンミン><それもピンク色の短パンとか反則!!!可愛い可愛い可愛い言い過ぎて喉痛いです~~~戦友ユンボア+チャンミン大好きなので堪らないお話でした!!ありがとうございます!!BoAって絶対2人の事知ってますよね(確信)
ユピ | 2018.08.27 00:34 | 編集
ユピさま

こんにちは!

もうもう…最初ちゃーたんの顔がパーンて抜かれた時。
死ぬかと思いました:(´'v'):
しかも、短パン!!!生足!!!←言い方
あんな色気が振り撒かれるとは…
落ちついて考えてみれば、納得なんですよね〜
だって、横にはブレないスパダリがいますから!!!(涙)
それをチャンミンを見ると一発で分かると言う…
ホミン尊し:(´'v'):

BoAは2人の良き理解者で協力者で、1番の応援者じゃないかなって勝手に確定してます←
あ〜本当に素晴らしい夜でした♡
まだまだ余韻に浸ってます:(´'v'):

コメントありがとうございます♡

ツキカ | 2018.08.27 14:12 | 編集
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