Odette

背中合わせの2人のお話
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Place to go

Posted by 月香 on   4 

久しぶりに帰って来た実家で、久しぶりに会った妹たちに問い詰められてる今。

「ねぇ、ねぇってば!!オッパ、だから!!ユノさんとどうなってのって聞いてんの!!」
「………。」
「電話してもすぐ切るし、メールも返事が返って来ないし。たまに帰って来たと思ったら、だんまりきめこんで…あたしがどんだけ心配してると思ってんの!!」
「………。」

妹に心配されるってどんだけだよ。
こう見えて、最強様なんだぞ。
と、心の中ではぼやいてみるも実際は。

ユノと喧嘩した

とか言えたらどんだけマシか。

だからって女子みたいに実家に帰って来た訳ではない。
帰る事は前々から決めていたし、たまたま偶然!そうなっただけだ。

「日本では同じ宿舎なんでしょ?でもこっちじゃバラバラなんでしょ?ちゃんと通ってるの?お世話してあげてるの?
そうしなきゃ、本当に愛想つかされるんだからね!!」
「………。」

子供じゃないんだ、そんなにしょっちゅう「どうですか?」なんて…自分から行ける訳ないだろ。
大体、僕が行くばかりでユノからはほとんど来た事がない。
それも本当に自分に自由な時間がある時だけ。
それ以外は僕以外の”用事”で詰まってるんだからな。

大体が”大雑把”な人なんだ、仕事以外は。
そこに僕が必死に世話をやくから何となくまとまっているだけで。
これで僕が頑張る事を辞めたらきっと…

「もう、お前うるさい。」
「な、妹に向かって!」
「それが兄ちゃんに向かって言う言葉かよ。…てか、何かマジで頭痛いから出てって。」
「…オッパ…」

頭痛がするのは本当だ。
急激に寒くなって来たし、僕だって普通の人間だからこうなる事もある。
ただ、今は海外を飛び回らずにいれるから暫く大人しくしてればこれも直に良くなる。

「後で薬持ってくるね。」
「ん?ああ…うん、ありがと。心配かけてゴメンな。」
「本当に…心配させないでよね。」

何だかんだと小言を言われても、どれだけ心配されてるかなんて解ってる。
こんなに愛されて本当に僕は幸せだと思う。
でも、そんな愛で埋め尽くされた身体の中にほんの数ミリの小さい穴があって…
それは、申し訳ないけど家族や友人達じゃ埋められない。

そう、ユノじゃないと

ベッドに横たわる。
久しぶりに嗅ぐ自分ちの匂いは、何となくざわついた気持ちを落ち着かせてくれる。
目を覆うようにして腕を乗せると、どんどん下に引っ張られる感じがして…
僕はそのまま眠りに引き込まれた。


---


ふっと浮上する意識。

「ん…」

腕をどけて薄らと目を開けた。
自分の部屋…
ああ、そうかあのまま寝てたみたいだ。

ふと布が擦れる音がして、気配のする方に目をやると…僕の視界に入ったのは見慣れた後ろ姿。

「え、あれ?…ユノ?」

僕が眠っていたベッドに背を預けるようにしてラグに長い脚を伸ばしたまんま、何かを捲っていた。

「ん?あれ、起きちゃった?」
「な、どうして僕のうちに…」
「お前の部屋って、あっちもこっちも本にまみれてるんだな。」
「…なに、」
「お前の妹から電話来た。」
「え!なっ、…アイツ!すみません、用事があったんじゃ…」

その返事に思わず勢い良く起き上がった。

「あったけど、断った。プライベートなことだったし、別日にしてもらった。」
「あ…。」

東方神起としての仕事ならば、断る事は出来ない。
故にそれが出来て、今ここに居ると言う事はユノが言う通り…「プライベート」な約束だったと言う事。
大雑把なくせに、きっちり約束を守る人で。
しかも僕らには時間に中々余裕がなくて、そんな中での親しい人会う時間を裂いてしまった。

「すみません、きつく言っておきますから。あの、まだ間に合うなら行って…」
「お前、調子悪いの?」
「え。」
「妹が、オッパが頭が痛くて倒れ込んだ…って。」
「……、えっと、頭痛がしたのは本当ですけど、別に倒れ込んだ訳じゃない…」
「自己管理出来てねぇんじゃないの。」
「っ。」

そうだ、ユノは仕事に対しては誰よりもストイックだ。
こと体調や怪我に関しては、決して甘い顔は見せない。
明らかに周りから引き起こされたような事であっても、自分のせいにしてしまうような人だ。

「はい、…すみませんでした。後で薬飲んで今日は早めに寝ますから。明日にはもう大丈夫だと思うんで…」

何となく蘇る「あの日」。
まだ大勢で暮らしてたあの宿舎で、同じような事があって寝ているあの人の横でユノは…
まるで自分がそうなってしまったかのような酷い顔で、…心配してたっけ。

そんなどうする事も出来ない頃を思い出す自分も自分だけど。
今さら、僕にそうであって欲しいとは言わないけど。
ワールドツアーで足を痛めた時も、最後まで労わってくれなかったのはユノで。
でも、一番心配してくれてただろう人はユノで。

解ってるけど、解ってるけど、誰よりも。

こんな時まで解らなくてもいいんじゃないかって、そう思う。

「ってな、」
「え?」
「めっちゃ、マジで…焦った。」

そう言いながらユノの腕に引き寄せられる。

「ユ、ノ。」
「ビビらせんな、本当に。」
「………。」
「マネージャーが様子見て来るとかって言ったけど、自分で確かめなきゃ納得出来ねぇから。最近、一緒に居れてなかったし、」
「………。」
「悪かった、な。」

最後は小さい一言だったけど、それは僕に確かに届いて。
つい今感じた、濁った思いはそれだけで綺麗に浄化されてく気がした。

ユノの手が僕の身体に触れる度に、泣きたい衝動に駆られる。
厳しくて、厳しくて、寂しがり屋で、…誰よりも深く優しい人。

「あんまり、…僕を放っておくと、知りませんからね…っ…」
「え!なに、どうなるの?俺以外に行っちゃうって事?ヤダ、それはダメ!!」

そんな事、思ってもいない癖に。
万人に愛を与えられる人が、たった一人を想って心を痛めるとかって有り得ないでしょう?
わざと僕に合わせてくれる、いつだってこの人には敵わない。

「なぁ、チャンミナ。」

合ったままのユノの瞳の奥に、微かに情欲の色が見えた。

「っ、ダメですよ?」
「えー、何も言ってねぇだろ。」
「いや、言いそうだから、これから…」
「さすがだね、チャンミナ?」
「ちょ、重っ…てか、絶対実家じゃ…やだ…」

階下には家族が居て。
しかも、自分が育った場所でそういう事をするのはどうしても自分の中では許されない。
なのに下から見上げるユノは、特に綺麗だと思う。
化粧を施さなくても、ユノが持つ独特の色香と言うかそういうのが…僕を組み敷く時にはより一層漏れてる気がして。
まんまとその罠に嵌ってしまいそうになる。

でも、今日だけはそう言う訳にはいかない。

「解ってるよ。」
「ユノ?」
「だから、」
「………。」
「キスだけ、ね?そしたら、頭痛とか飛んでくって。」
「勝手な───っ…」

はいはいと言った感じで軽く窘められた後、すぐに降りて来る熱い唇を僕は、結局受け入れる。

セクシーな唇ランキングで1位だったな

とか、どうでもいいようなそうでもないような事を考えながら。

「あ、ヤバい…」
「んっ、…なに、」
「やっぱ、キスだけじゃ…」
「ん──っ?っだめ、…ですよっ…」
「え─、でもチャンミンもその気になって…」
「っ、馬鹿っ!!」

そりゃユノに触れられてるんだから、そうなるに決まってる。
触れられて熱が点り、キスを受けて身体に行きわたり、その先でとろとろに溶かされる。
だから、絶対にダメ。

「んじゃあ、今夜うちに帰って来いよ、な?」
「っ。」

時々子供だったり、こんな風に男らしい素のユノに戻ったり。
その狭間でゆらゆらと思うままに僕だけが揺らされて、憎たらしくてムカつくのに。
結局、

「分かりました、よ。」

と答えてしまう。
泊る事を楽しみにしていた家族から、文句を言われるなと思いながら。

本当に酷い人だ。

僕を強くも、するし。

僕を弱くも、する。

僕を切なくも、して。

そして僕にノーとは絶対言わせなくなる、んだから。

「チャンミナ、可愛い。」
「っせーんで、すよっ…」
「ふ、やっといつものお前に戻った。」
「なに、」
「考え込まなくてもいいって事。」
「ユノ…」
「俺は、間違いなくこの綺麗で可愛い年下の人のモノです。」

ああ、もう!
大好きだよ、ユノ!
離さない!

「って事で、キスの続きを…」

ドンドンッ!!

その時ドアを勢いよく叩く音がして、二人が嘘みたいに離れた。


「ちょっとオッパ!!起きてるんでしょ??てか、鍵開いてるんでしょ??でも、何でか私今入っちゃいけない気がしてるの!!だから、自分達で早めに出て来て!!お母さんがご飯だって!!」

2人して顔を見合わせて。

「ぶっ…」
「ははっ。」

ユノの言葉を遮るように聞こえた妹の声に、二人で思わず噴き出した。

今夜はユノのうちで、本当に溶けるほどに抱き合って眠りたい。

そう、そこが僕の帰る場所。

好きだよ、ユノ───


END



---


☆ライブツアー2018 Tommorow(Fukuoka)記念☆
Place to go 帰る場所
アハハハハハ…←どうでしょう、こんな2人。゚(゚^∀^゚)σ。゚
何と私!!!今回ご縁があり今夜参戦させて頂くことになりました!!!
これがアップされる頃にはライブスタート…おぉお_| ̄|○ il||li
大丈夫かな自分(笑)
決心させてくれた友人と譲って頂ける方に感謝!!!行ってきます!!!



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月香

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4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018.10.06 19:10 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018.10.07 00:47 | | # [edit]
ツキカ says..."Re:"
如○さま

こんにちは!

うおー!!!行って来ちゃいました!!!
めっちゃかっこよかった!!!
行く決心して本当に良かったです。
ちゃーたん(すみません、ユノ大好きチャミペンです)が、もうすんばらしー出来上がりで!!!
髪型も今までになく最高で、しかも色気が半端ないって(´;ω;`)
帰って来た時は、私は屍でしたよ(笑)
ステージングも今までになく洒落てて、何かショーを見てるみたいでした。
衣装も変に記憶に残るのなかったし←つまりは良き
ホミン最高です♡

あっ、mnhも読めますか?
私も読むだけなら大丈夫です。
でも、私にとってmnhは全てパラレルなんですよね…
ちゃーたんが昨日ばりばりユノをフォローしとったんですが、それを「出来た嫁」と取るか「スパダリ」と取るかの違いですよね(笑)
まー、そこはなかなか埋まらない溝みたいな( ¯q¯ )
私は、どっちでも2人が幸せならそれでいいので。

テンプレ、他にも褒めて下さった方がいらっしゃいました⑅︎◡̈︎*
私が作った訳ではないのに嬉しいです♡

気が抜けて何も手付かずなんですが、またボチボチ書いて行きたいと思います♡
拍手からもコメントありがとうございます♡
また、のんびりお付き合い頂けると嬉しいです!
2018.10.07 18:46 | URL | #- [edit]
ツキカ says..."Re:"
Yさま

うおー!!!
行ってきました!!!!マジやばかった(´;ω;`)
2人が神々しかったです。
裸眼で見れる距離で拝んで来たんですが、チャミペンとしてはもう魂抜けました←
綺麗、可愛い、格好いい!!!
髪型が今回最高で、私にしては珍しく「格好いい」って言ってました(笑)
基本ちゃーたんは可愛いですから♡
この日も出来た嫁で、しっかりユノをフォローしてたしヒョンバカ隠さないしで…
ホミンペンとしては最の高でした(´;ω;`)
ステージングも良かったし、セトリも良かった。
1日だったけど、行けてほんっとに幸せでした。
これで3月まで突っ走れます!
2018.10.07 18:51 | URL | #- [edit]

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