Odette

背中合わせの2人のお話
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Maria .1

この関係を言葉にするならなんて言えばいい───*CM「…っ、ユノヒョン、」「ん?」「僕の事、…好き、っ…ですか?」「あぁ?」シーツの擦れ合う音、二人の周りで微かに揺れる濃厚な空気。首の下に回されてたその腕に強く引き寄せられた。ヒョンの香りに包まれてるだけで、それだけで幸せだと思うのに。毎回、毎回確かめるみたいに、こうやってヒョンに尋ねてどんな答えが欲しいと言うのだろう。求める事はしないと誓ったはずなのに、...
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Maria .2

穢したくないでも堕ちればいい───俺の手で*YH誰にでも愛を与えられるひとそれが世間で噂される自分。全てを否定する気はないが、自分側へ相手を招き入れるには実は人より多くの時間を要する。それは、あの頃の名残なのか…もともとの性格なのか。普段がおくびにも出さないそれのせいで、俺は優しく可愛く慈しみ溢れるマリアみたいな存在だそうで。相手の気持ちを分かっていながら、それに気付かないフリをしてアイツを抱いてるよう...
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Maria.3

それは酷く甘い誘惑だった意味のないものだと分かっていながらしょうがなさを装ってその誘いに乗った*CM何でこんな風になったのか、きっかけは自分にあったのかも知れない。言葉なきそれが無意識に伝わって、優しい貴方はそれを当たり前のように掬いあげてくれただけ。気付いた時には、その存在が当たり前のように傍にあった。あんなことがあって何も誰も信じることが出来なくなり。唯一、真っ暗な闇の中で見えた光のようだった。...
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Maria.4

小さなたったひとつの存在のその大きさに気づくのが怖かった───*YH彼女がキッチンに立ち料理する姿を意味もなく見ながら。たまにチャンミンが作ってくれる日の事を思い出した。番組で有名なシェフの元で期間限定の弟子になったり、自分のために作った晩ご飯をインスタに上げたり。その腕は以前より着実に上がっていた。実際に味も良く、思わず「美味い」と零すと。その顔に朱を走らせながらもめいっぱい破顔する。そんなチャンミ...
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Maria.5

簡単だったのに複雑にさせた迷わず手に入れる───*YH1コールで。まるで俺からのそれを待ってたかのように、出た相手───チャンミン。「…ヒョン?」「……。」言葉がうまく出て来ない。言いたい事が沢山あるのに、あり過ぎるからか何を1番に言いたいのか自分でも混乱する。「あの、…どうしたんですか?」「もう着いた?」「えっ、あ…もうすぐです。」「今からそっち行くから。」「え。」やっとの思いで口を付いたのは、いつもみたく素...
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